方針
与えられた式は極座標 r=cos2t、偏角 t を表している。−π/4≦t≦π/4 では cos2t≧0 なので、右側の1つのループを考えればよい。
(1) は y2=(cos2t)sin2t とし、u=sin2t によって2次式の最大問題へ直す。(2) は極座標の面積公式21∫r2dtを用いて計算する。
解答
(1)
与えられた媒介変数表示は x=rcost,y=rsint,r=cos2t と見られる。つまり極座標で r2=cos2t と表される曲線である。範囲 −π/4≦t≦π/4 では cos2t≧0 である。 y の最大値を求めるため、まず y2 を考える。 y2=(cos2t)sin2t である。ここで u=sin2t とおくと、−π/4≦t≦π/4 より 0≦u≦21 である。また cos2t=1−2sin2t=1−2u なので、y2=(1−2u)u=u−2u2 である。この2次式は u=41 のとき最大となり、その最大値は 41−2⋅161=81 である。したがって ymax=221 である。
このとき sin2t=1/4 であり、y が最大になるには sint>0 なので t>0 である。したがって sint=21,cost=23,cos2t=21 である。よって x=21⋅23=46 である。
(2)
極座標で表された曲線の面積は21∫r2dtで求められる。ここでは r2=cos2t だから、曲線で囲まれた図形の面積 S はS=21∫−π/4π/4cos2tdt=21[21sin2t]−π/4π/4=41{1−(−1)}=21.
総評
極座標表示に気づけるかを問う問題で、目安時間は16分程度。r2=cos2t と読めば、(2) は面積公式でほぼ終わる。(1) では y ではなく y2 を最大化し、u=sin2t と置くと2次式になる。y の最大値なので t>0 側を選び、対応する x を正で答える点に注意する。
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出典: 北海道大学 2004年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。