方針
と の内積から を求める。 を確認し、 と置いた の増減を調べる。
解答
(1) なので である。したがって であり,である。よってである。
(2) であり, は と の間の角である。したがって を最大にするには, を最小にすればよい。ここで なので, を最小にしてよい。 とおくと であり, である。この関数を とおく。正の関数なので,増減は対数微分で調べられる。 である。極値条件は である。右辺を整理すると なので となる。展開して より である。
また, では , では となるので,ここで最小となる。したがって であり, だから のとき は最大となる。
を通る円が 軸に接するとき、線分 を見込む角が最大になる。
別解
解法2(接する円で最大視角を求める)
方針
線分 を一定の角で見込む点は、 を通る円弧上にある。 軸上で視角が最大になる境界は、その円が 軸へ接するときである。
解答
(1) よりである。
(2)
を通り、 軸へ で接する円を考える。その中心は の垂直二等分線 上にあり、接点の真上にあるからと書ける。接円の半径は である。一方、この円は を通るのでである。よって となる。 だからである。
この接円より小さい円弧では 軸と交わらず、より大きい円弧では同じ弦 を見込む角が小さくなる。したがって接するときが最大視角を与える。
総評
難度4,計算量4。内積から余弦を出し,角の最大化を余弦の最小化へ変える標準問題である。 と置くと式が1変数で整理される。計算解法では を扱っても単調性が保たれる理由を, とともに確認しておくとよい。幾何的別解では,最大視角が接円で起こるという見方が短い検算になる。目安時間は15分から18分。 解析解法では を確認してから二乗を最小化する。幾何解法では接円が最大視角の境界になる理由を添え、単なる図からの推測にしない。