方針
(1) (2)は によって三角関数を三次関数 に直し、 の端点と停留点を比較する。(3)では が与えられた区間で一対一であることを使い、 が3つの単調区間それぞれで1解ずつもつ条件を、極小値・端点値・極大値の上下関係から読む。
解答
(1) とおく。 なので である。二倍角の公式より であるから である。整理して である。
(2) とおく。 はこの区間で一対一に を動くので、 の最大・最小を調べればよい。
微分すると である。したがって停留点は である。端点も含めると である。よって最大値は であり、最小値は である。
(3) より、 はである。各区間の端の値はである。
方程式 が3つの相異なる解をもつには、3つの単調区間それぞれで1つずつ交点をもてばよい。左の区間で交点をもつには が必要である。ただし では、左区間と中央区間の交点が同じ点 になり、相異なる解は2つに減る。したがって下端は含まない。
中央区間と右区間の条件も合わせると、求める範囲は である。上端 では が1つの解となり、中央区間と右区間にも1つずつ解があるので、相異なる3解をもつ。
水平線 がグラフと相異なる3点で交わる範囲は
である。下端では極小点に接して2点に
減るが、上端では を含めて3点となる。
総評
難度6、目安時間22分。文系第2問の最大最小に、水平線との交点数判定が加わった問題である。増減表を作ると、 は極小点で接するだけなので除外、 は端点解を含めて3解になるので含める、という端点処理が明確になる。 ではなく で解の個数を数えてよいのは、この区間で一対一だからである。