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北海道大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

f(x)=ax(1x)に対し,g(x)=f(f(x))とする。
ここでaは正の実数とする。

(1) g(12)aの関数とみなす。
その関数の最大値,およびそのときのaを求めよ。

(2) 0x1において,
g(x)x=12で最大値をとるようなaの範囲を求めよ。

(3) aが(2)で求めた範囲を動くとき,
g(12)の値が最大となるaを求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

関数微分 置換微分による最大最小、範囲評価

方針

合成関数を直接展開するより、u=x(1x) とおくと見通しがよい。0x1 では 0u1/4、かつ x=1/2u=1/4 に対応する。すると g(x)=a2ua3u2 という上に凸の2次関数として扱える。(1) は x=1/2 を代入した a の3次関数を最大化する。(2) は u の2次関数の軸 u=1/(2a) が区間の右端以上にある条件を求める。(3) はその範囲内で (1) の関数を再び比較する。

解答

(1) f(x)=ax(1x) であるから f(12)=a12(112)=a4 である。したがってg(12)=f(f(12))=f(a4)=aa4(1a4)=a2(4a)16である。

これを H(a)=a2(4a)16 とおく。a>0 で考える。微分すると H(a)=116(8a3a2)=a(83a)16 である。したがって H(a)0<a<83 で増加し、a>83 で減少する。よって最大となるのは a=83 のときである。このとき H(83)=(64/9)(4/3)16=1627 である。したがって a=83 のとき最大値 1627 である。

(2) u=x(1x) とおく。0x1 では 0u14 であり、x=1/2 のときちょうど u=14 となる。

この u を使うと f(x)=au であるからg(x)=f(f(x))=a(au)(1au)=a2ua3u2である。a>0 なので、これは u について上に凸の2次関数であり、軸は u=a22a3=12a である。 x=1/2g(x) が最大値をとるためには、u の区間 [0,1/4] の右端 u=1/4a2ua3u2 が最大になればよい。下向きの2次関数は軸までは増加し、軸を過ぎると減少する。したがって、右端で最大になる条件は軸が右端以上にあること、すなわち 12a14 である。a>0 よりこれは a2 と同値である。

したがって求める範囲は 0<a2 である。a=2 のときは軸がちょうど u=1/4 に一致するので、確かに x=1/2 で最大値をとる。

(3)

(2) の範囲では 0<a2 である。この範囲で (1) の H(a)=a2(4a)16 を最大化すればよい。

すでに H(a)=a(83a)16 である。0<a2 では 83a2>0 なので H(a)>0 である。したがって H(a) はこの範囲で増加する。よって最大となるのは右端 a=2 である。

総評

難度6、計算量5。目安時間は22分。x(1x)u と置いて一変数化することが最重要である。(2) では x=1/2u の最大値 1/4 に対応するため、2次関数の軸が区間の右端以上にあるかを見ればよい。a=8/3 は (1) では最適だが、(2) の条件 0<a2 から外れる。この違いを (3) で明確に説明することが採点上の山である。

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出典: 北海道大学 2014年度 後期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。