方針
(1) は積分区間の上端と下端がともに に依存しているので、上端の被積分関数から下端の被積分関数を引く。(2) は で である一方、 は で符号が変わることに注意して を区間ごとに調べる。増減が変わる と端点の値をすべて比較し、最大・最小を決める。
解答
(1) である。積分区間の上端と下端が に依存しているので、微分するとである。したがって である。
(2)
以下、 とする。この範囲では である。一方、 は を動く。したがって を境に、 の符号が変わる。
まず では だからである。よってこの区間ではである。
次に では だからである。したがってである。
以上より、最大・最小の候補は である。それぞれの値を求める。
まずである。またである。
次にである。この区間は をまたぐのでである。最後にである。
これらを比較すると である。よって最大値は であり、最小値は である。
別解
解法2
方針
(1) は積分区間の両端を微分する。(2) は絶対値を外して 自体を区分的な三角関数として求め、各区間の値域から最大・最小を読む。
解答
(1)
積分区間の上端・下端をそれぞれ微分してである。
(2)
では積分区間が に含まれるのでこの区間では だから、最大値は のときの1であり、端点での値はともに である。
では積分区間が をまたぐのでここで だから、最小値は のときであり、この区間の両端では である。以上よりとなる。
総評
難度6、計算量6。目安時間は22分。絶対値つき積分の端点微分から導関数の符号を調べる解法と、 自体を2区間で明示して三角関数の値域を見る解法の2通りを収録した。どちらも で絶対値の外れ方が変わること、最小点では積分区間が をまたぐことを明示する。