問題
,とする.原点をとする複素数平面において,,を表す点をそれぞれ,とする.さらに,点を直線に関して点と反対側にとり,が正三角形になるようにする.点を表す複素数をとするとき,以下の問いに答えよ.
(問1) を,を用いて表せ.
(問2) ,が等式を満たすとき,とをそれぞれ求めよ.
(問3) (問2)で求めたとに対して,直線と直線の交点をとし,とする.このとき,の値を求めよ.
方針
解法1
正三角形は複素数の回転として表す。点が直線のどちら側にあるかを確認して回転の向きを決める。(問2)はについての二次方程式を解き,に合う根を選ぶ。(問3)は得られた点を座標化し,直線の交点を媒介変数で求めて内積からを計算する。
解法2
正三角形を回転因子で表し,方程式は比について解く。(問3)では交点を求めず,直線との方向ベクトルだけで角を計算する。
解答
解法1
(問1)
は正三角形で,点は直線 に関して点と反対側にある。 に の回転を施す向きを選べばよい。
の虚部は であるから,点は直線 の負の側にある。したがって点は正の側にあり,
である。よって
である。
(問2)
与えられた等式を について見ると
である。したがって
である。 より
であり,これは実部・虚部ともに正である。一方, の虚部は負である。よって
である。
(問1)より
である。
(問3)
座標で
と表す。直線 上の点を とおく。直線 の方向ベクトルは
である。 が両直線の交点であることから
が得られる。実際, は と平行である。
したがって
である。よって
であるから
である。
解法2
(問1)
とおく。点は直線の負の側にあるので,反対側の頂点は
である。したがって
である。
(問2)
なので,とおくと
であり,
となる。を満たす方は正符号だから
である。また
である。
(問3)
は直線と直線のなす鋭角であるから,交点自体を求める必要はない。方向ベクトルとして
をとる。内積は,長さの二乗はそれぞれだから
である。