方針
回転体の断面半径は だが、体積では二乗するため になる。 と置いて を部分積分で求める。最小化では上端・下端がともに に依存することに注意して微分し、 で となることから臨界点を決める。
解答
(1) なので、 では であり、 は定義される。 軸のまわりに回転するので、体積は である。 とおくと、積分区間は から までになる。
まず を求める。部分積分により であり、 だから である。したがって である。ただし である。
(2)
(1)の表示を微分する。 なので すなわち である。 では である。したがって である。よって は と同値である。これは すなわち である。展開すると であり、 に入る解は である。
符号も確認する。 が0に近いときは が小さく、 が大きいので である。一方、 が1に近づくと が大きくなるので である。したがって で は最小となる。
このとき である。 とおくと である。よって である。 とおくと で、 である。したがって となる。ゆえに最小値は すなわちである。
別解
解法2
方針
として、長さ2の区間 上の の積分と見る。区間を平行移動したときの増減を両端の高さだけで判断し、最適位置と最小値を求める。
解答
(1)
とおくと であり、ここでとおけば だから、(2)
この長さ2の区間を右へ動かしたときの変化率は、右端で加わる高さから左端で失う高さを引いたである。 では なので、変化率が0となる条件はすなわち正の解は では なので変化率は負、 では正である。従ってここで最小となる。
とすると、最適区間の両端は従ってすなわち
総評
対数関数の回転体体積と1変数の最小化を組み合わせた問題で、想定時間は25分程度。体積では の符号に関係なく二乗が入るため、積分設定は比較的素直である。部分積分で を正確に出すこと、微分時に上端 と下端 の符号を取り違えないことが重要である。臨界点では が負、 が正であるため、二乗の等式をそのまま などとしないよう注意したい。