方針
とおく。接線は 、これに垂直な直線は半径方向なので と置いて を決める。得られる媒介表示から を平方完成し、面積はで求める。
解答
とおく。 における単位円の接線はである。この接線に垂直な方向は だからと書ける。接線の式へ代入すると より である。従ってまず とおくと では であり、 だからさらになので である。
面積を求める前に曲線が単純閉曲線であることを確認する。 とすれば異なる が同じ点を与えるならだが、 なので第2因子は0にならない。従って一周で重なりはない。
囲まれる面積 は上の媒介表示を代入する。異なる周波数の三角関数の積の積分は0であり、 の組と の組だけが残るから
別解
解法2(微分と三角関数の直交性で計算する)
方針
媒介表示を得た後、 は の二次関数として微分し、
内部の極小点と端点を比較する。
面積公式には媒介表示を直接代入し、周期の異なる積分が0になることを使う。
解答
主解法と同じくを得る。
とおくと では が にあり、
なのでここで最小となる。したがってさらにより である。
また面積公式へ代入する。定数項と正弦・余弦の積、および異なる周波数どうしの積は
一周期の積分で0になる。周波数1の円成分から 、
周波数2で半径 の成分からが残る。よって
総評
難度8、計算量8。想定時間は35分程度。 は点 から接線へ下ろした垂線の足であり、その方向が半径 と平行になる。最小値の頂点が 内にあることを確認する。面積公式の前に自己交差がないことも示し、符号付き面積だけで済ませない。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。