方針
接点の 座標を と置き、接線が を通る条件を に直す。この右辺は について単調増加し、値域が全実数であるため、接線がただ1つ存在する。(2)では定義から を得る。差は なので、 が無限大へ発散することを示せば極限は1になる。
解答
(1)
接点の 座標を とする。曲線 の における接線は、傾きが で、接点が であるから である。この接線が を通る条件は である。両辺を で割ると すなわち である。
ここで とおくと であるから、 は実数全体で狭義単調増加である。またである。したがって任意の実数 に対して を満たす実数 がただ1つ存在する。ゆえに、 を通り に接する直線はただ1つ存在する。
(2)
定義より、 を通る接線の接点の 座標が である。したがって(1)の関係式に 、 を代入して を得る。よって である。特に なので、 から が従う。したがって であり、特に である。
以上より であるからである。
総評
難度6、計算量4。目安時間は18分。接線の接点を媒介変数にすることで、一意性も漸化式も同じ式 から処理できる。値域が全実数であることを単調性と極限で確認するのが(1)の採点点である。(2)では と分かるため、発散の確認は短く済む。極限だけを直感で書かず、 を明示したい。