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京都大学 2017年度
理系数学 第3問

問題

を自然数、

を満たす実数とする。このとき

を満たす の組 をすべて求めよ。

出典:京都大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

解法1

文系第4問と同じく,を先に除外し,では倍角公式と加法定理からを得る。あとは自然数になるを調べる。を直接確認し,では分子が分母より小さくなることからとして否定する。

解法2

加法定理から得た有理式を最大公約数で絞る。 のとき なので、自然数解なら は5の正の約数に限られる。

解答

解法1

のとき,であるからと同じ向きである。したがって となり,2にはならない。よっては不適である。

以下,とする。倍角公式より である。よって加法定理から

である。これが2であるから である。整理すると であり, を得る。したがって である。 を調べると

である。したがってこの範囲で自然数になるのは だけである。

次にとする。このとき であるから となる。よって自然数は存在しない。

以上より,求める組は である。

解法2

では

なので不適である。

とする。倍角公式と加法定理を用いて整理すると

右辺を

と分けると

が自然数なら である。一方

だから

では左辺が正なので

第1の場合は だが となり不適。第2の場合は

したがって求める組は

のみである。