方針
積の微分で を求め、微分方程式 に代入して の係数を比較する。決まった後は なので、 の符号で増減と極値、 の符号で凹凸と変曲点を調べる。グラフでは原点、極小点、変曲点、左右の極限をまとめる。
解答
(1) であるから、積の微分により である。したがって である。
(2)
微分方程式 に を代入すると である。 なので係数を比較すると、 の係数は自動的に一致し、 の係数から すなわち を得る。また定数項から である。よって である。
(3)
以後 である。このとき であり、 だから の符号は の符号で決まる。したがって で減少し、 で増加する。
よって で極小値をとり、その値は である。極大値はない。
(4) をもう一度微分して である。
(5)
グラフを描くための特徴をまとめる。
まず なので原点を通る。(3) より で極小となる。
また であり、 だから、 で凹凸が変わる。その点は である。
さらにであり、 では なので、左端では 軸に下側から近づく。一方、である。
したがって、左では 軸の下側から近づき、 で凹凸を変え、 で極小となり、原点を通って右上へ増加していく曲線を描けばよい。
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別解
解法2(微分方程式を積の微分に直す)
方針
(1) は積の微分で求める。(2) では微分方程式を
とし、両辺に を掛けて
と読む。一般形と指定された多項式を比較して
を決める。後半は導関数・第2次導関数と極限を一枚の増減・凹凸図にまとめる。
解答
(1) (2) 微分方程式を と書き、 を掛けるとしたがって 、すなわちである。一方、指定された形では だから、
恒等的に一致するにはでなければならない。
(3) 以後 である。より、 で減少、 で増加する。したがって
で極小値 を取り、極大値はない。
(4) (5) で凹凸が変わり、変曲点は
である。また原点を通り、左では 軸の下側から近づき、変曲点、極小点、原点を順に通って右上へ増加する。
総評
指数関数を含む微分方程式とグラフ概形の問題。目安時間は25分。係数比較と積の微分への変形の二通りで を得られる。極小点だけでなく、変曲点、原点、左右の極限をそろえてグラフを完成させる。
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