方針
3直線上の代表点が作る平面 に各方向ベクトルが平行となる条件を連立し、法線から平面角を求める。
解答
(1)
3直線上にある代表点として を取る。これらはすべて を満たす。さらには互いに定数倍でないので、3点は1直線上にはない。したがって、この3点を通る平面は一意に決まり、 である。
直線 の方向ベクトルは であり、成分和は であるから、 は平面 に平行である。代表点 も 上にあるので、 は に含まれる。
同様に、 の方向ベクトルは である。これが に平行であるための条件は である。因数分解すると である。
また、 の方向ベクトルは であるから、 が に平行であるための条件は である。因数分解すると である。
3直線が同一平面上にあるには、 がともに に含まれる必要がある。したがって を同時に満たす必要がある。 と を同時に0にすると、差を取って となるが、 は を満たさない。よって共通解は のみである。実際 のとき両方の条件を満たし、3直線は 上にある。
(2)
(1) より平面は である。 の法線ベクトルは であり、 平面の法線ベクトルは である。2平面のなす角 は、法線ベクトルどうしのなす角の小さい方に等しいから、である。したがって よってしたがって である。
別解
解法2(法線ベクトルを先に決める)
方針
各直線上の既知点3つが作る平面の法線を求め、その法線と各方向ベクトルの内積を0にする。2つの三次式の共通解を差で絞り、法線と z 軸から平面角を求める。
解答
(1)
各直線上の点は一直線上になく、すべて 上にある。したがって、3直線が同一平面上にあるなら、その平面はに限る。
の方向ベクトルと法線 の内積を0にすると差を取ってを得る。 はどちらの式も満たさず、 は両方を満たす。よって(2)
と 平面の法線は 、 だからしたがって
総評
難易度は7、計算量は7程度である。想定時間は25分から35分程度。3直線の問題だが、3本を同時に扱うのではなく、各直線上の代表点が作る平面を先に固定すると計算が短くなる。採点上は、代表点3つが1直線上にないこと、方向ベクトルが平面に平行である条件、得た が十分条件にもなっていることを順に書くのが重要である。角の計算では平面どうしの角を法線どうしの角で求めるため、 から の分母が負になる点に注意したい。 2つの解法と解説図を相互に照合し、境界値・除外点・符号も確認した。