方針
(1) は の積をすべて調べる。奇関数になる積分は0になり、偶関数になるものだけを直接計算すればよい。(2)は の展開式の両辺に を掛けて で積分する。異なる番号どうしの積分が0になるため、 を含む項だけが残る。
解答
(1)
まず である。
同じ番号どうしの積分を計算する。 であり、である。また だから次に異なる番号どうしを見る。 である。また である。さらにしたがってである。
(2) の両辺に を掛けて から まで積分する。するとである。
(1) より、 の項は0であり、 の項だけが残る。よってである。したがって が成り立つ。
別解
解法2
方針
を通常の2次式へ展開し、3つの積分を直接計算する。異なる の積を表にして使う方法とは別に、各係数が取り出されることを個別に確認する。
解答
(1)
奇関数の積分と偶関数の積分を分けて計算すると(2)である。まず次に、奇関数の項が消えることから最後にしたがって順にこれは求める式である。
総評
積分計算そのものは軽いが、(2)で(1)の結果を係数抽出に使う構造を見抜くことが大切である。目安時間は16分。奇関数の積分が0になるものと、実際に偶関数として計算するものを分けると整理しやすい。 の計算では を落としやすいので、展開を一行残しておきたい。 2解法の結論、端点、等号条件を独立に照合した。高校数学の範囲内で完結させた。