方針
は実部と虚部から絶対値が であることが見える。まず , と確認する。(1)(2) は実係数方程式なので,各複素数とその共役を組にした二次方程式を作る。(3) は の極形式から偏角を五倍し, を使う。
解答
(1)
まず の絶対値を計算する。よって である。また かつ虚部は正なので したがって 実係数の二次方程式で を解にもつなら,共役複素数 も解にもつ。したがって求める二次方程式は である。これは すなわち である。
(2)
同様に について調べる。また 虚部は正なので したがって を解にもつ二次方程式は であり, となる。 を解にもつ四次方程式は,この二つの二次式の積である。よって 展開するとここで なので である。
(3)
(2) で見たように である。したがって ここで であるから
別解
解法2
方針
が単位円上の5乗根であることを、実部と二次方程式から確認する。共役根を組にして実係数多項式を作り、 は5乗根の性質から求める。
解答
(1)
である。 とおくと従って はの根である。
(2)
同様に はの根である。2式を掛けてを得る。
(3)
とすると かつこの値は を満たす。従ってとなり、 より 。したがって
総評
与えられた平方根の形から角度を読む複素数問題で,所要時間は15分程度。, に気づけると一気に整理できる。実係数方程式では共役も解になるため,二次式は の形で作るとよい。四次式の展開では 係数と 係数を落としやすいので,二次式の和と積を分けて確認するのが安全である。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。