方針
接点の 座標を 、 とおく。接線の傾きは 、切片は となり、 から の範囲が出る。面積は対数関数が上に凸ではなく上に凹であるため接線が曲線の上にあることを使い、接線と曲線の差を から まで積分する。得られた を微分して最小化する。
解答
(1)
接点の 座標を とし、 とおく。条件 より である。曲線 の導関数は だから、接線の傾きは である。また接点は なので より である。 から である。したがって であり、 である。よって存在範囲は で表される曲線の弧である。
(2)
接線は である。 型の曲線は上に凹なので、接線は曲線の上側にある。したがって面積は である。
まず である。またである。よって である。
微分するとである。 において、 は で最小となる。したがって であり、 である。
このとき なので、最小面積は である。
別解
解法2(接線の平均値で最小化する)
方針
接点を で表す。接線と曲線の面積差では、
接線部分の積分を「区間長×中点での接線値」として一度に計算する。
結果は の最小化に帰着する。
解答
(1)
接点を とすれば であり、接線はしたがって を代入して(2)
は上に凹なので、接線は曲線以上にある。
接線は一次関数だから、その における積分は
区間長と中点 での値の積に等しい。よって面積はここでよって で最小となり、
総評
難度6、計算量7。対数曲線は上に凹なので接線が常に上側にある。接点範囲、接線積分、定積分、内部停留点を順に確認し、積分の平均値表示でも最小値を独立に再現した。 2つの解法は着眼点を分け、必要性・十分性、端点、等号条件を省略せず記述した。