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大阪大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

関数f(x)=14x4+a1x3+a2x2+a3x+1
x=α,β,γ (α<β<γ)で極値をとるものとする.
また曲線y=f(x)上の点A=(α,f(α)),B=(β,f(β)),C=(γ,f(γ))を考える.

(1) a1a2a3αβγを用いて表せ.

(2) 直線ABの傾きをαβγで表し,因数分解せよ.

(3) αβγが等差数列をなし,
かつ直線ABと直線BCが直交するときβαを求めよ.

(4) さらに,曲線y=f(x)y軸に関して対称であるとき
3点ABCをとおりy軸に平行な対称軸をもつ放物線を求めよ.

難易度7/ 10計算量7/ 10目安30

微分積分図形と方程式 恒等式比較面積計算対称性の利用座標設定

方針

fを3根で因数分解して係数比較する。弦の傾きはfの定積分の平均として計算し、等差条件で簡単化する。偶関数条件から3根の配置を確定する。

解答

(1) f(x)=x3+3a1x2+2a2x+a3=(xα)(xβ)(xγ).係数比較からa1=α+β+γ3,a2=αβ+βγ+γα2,a3=αβγ.(2)
d=βαe=γβとおく。x=α+tとしてf(β)f(α)βα=1d0dt(td)(tde)dt=d2(d+2e)12.従って傾きは(βα)2(2γαβ)12.(3)
等差数列ならd=e=h>0で、ABの傾きはh3/4。同様にBCの傾きはh3/4である。直交条件からh6/16=1、従ってβα=h=22/3.(4)
fが偶関数なのでa1=a3=0、3つの極値点はα=h,β=0,γ=hである。f(x)=x(x2h2)よりf(x)=x4/4h2x2/2+1。従ってB=(0,1)A,Cの高さは1h4/4である。求める放物線をy=1+kx2とするとkh2=h4/4だからy=1h24x2=1x222/3.3極値点と2本の弦

別解

解法2

方針

f の3根をヴィエタの公式で係数へ戻す。
等差条件では中央の極値点を原点とする変数に平行移動し、
奇関数型の導関数を対称区間で積分して2本の弦の傾きを求める。

解答

(1) f(x)=x3+3a1x2+2a2x+a3=(xα)(xβ)(xγ).ヴィエタの公式よりa1=α+β+γ3,a2=αβ+βγ+γα2,a3=αβγ.(2)

d=βαe=γβ とし x=α+t とおく。f(β)f(α)βα=1d0dt(td)(tde)dt=d2(d+2e)12.従って傾きは(βα)2(2γαβ)12.(3)

等差間隔を h>0 とすると、u=xβ によりf(x)=u(u2h2).対称性から弦 AB,BC の傾きはそれぞれh34,h34.直交条件はh616=1だからβα=h=22/3.(4)

偶関数なら a1=a3=0。3つの相異なる極値の配置はα=h,β=0,γ=hでありf(x)=x44h2x22+1.B=(0,1)A,C の高さは 1h4/4 である。
軸が y 軸に平行で3点を通る放物線はy=1h24x2=1x222/3.

総評

難度7、計算量7。弦の傾きを原始関数の差ではなくfの平均として計算することで因数分解形を保った。等差間隔の二つの傾きは正負対称になり、偶関数条件では極値点と放物線の軸を一意に確定した。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。

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出典: 大阪大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。