(1)Q=(u,0) とおく。PQ=d より(u−cost)2+sin2t=d2だからu=cost±d2−sin2tである。ここでd2−sin2t−cos2t=d2−1>0なので d2−sin2t>∣cost∣ である。したがって正の x 軸上にある解はu=cost+d2−sin2tである。R は P,Q の中点だからR(cost+21d2−sin2t,21sint)となる。
(2)x(t)=cost+21d2−sin2t,y(t)=21sintとおく。微分するとx′(t)=−sint−2d2−sin2tsintcost=−sint(1+2d2−sin2tcost).0<t<π では sint>0 であり,(1)で示した d2−sin2t>∣cost∣ より括弧内は正である。よって x(t) は単調に減少し,曲線は x 軸より上を右から左へ進む。
したがって囲まれる面積を S とするとS=−∫0πy(t)x′(t)dt=21∫0πsin2tdt+41∫0πd2−sin2tsin2tcostdt.第2の被積分関数は t を π−t に置き換えると符号だけが反転するので,その積分は0である。また∫0πsin2tdt=2πだからS=21⋅2π=4π.よって求める面積は d によらず π/4 である。
図は d=1.8 の模式図。軌跡は x 軸の上を右から左へ単調に進む。
総評
難度7,計算量6。想定時間は25分程度。(1)では距離方程式の2解のうち,d>1 を使って正の x 軸上の点を一意に選ぶ。(2)の面積が d に依存しないことは,微分後に現れる補正項が区間中央に関して反対称になるためである。面積公式を使う前に x(t) の単調性を確認すると答案が完結する。