方針
最初の円すいを と表す。 を固定し、 軸からの距離 の最小値と最大値を求める。2回目の回転後の断面は円板ではなく円環になるので、その面積を で積分する。
解答
三角形 はで表される。これを 軸のまわりに回転すると、円すい はとなる。
この円すいを 軸のまわりに回転してできる立体を、 に垂直な平面で切る。断面が存在する範囲はである。 軸からの距離をとおく。
固定した に対してである。したがって等号は のときに成立する。よって外半径は一方、 の最小値は のときの である。
この間の半径に抜けがないことも確認する。 なら とすればよく、なら とすれば円すい内の点になる。よって回転後の断面は、内半径 、外半径 の円環である。
青色部分は、各高さ で回転後の立体が占める半径の範囲を表す。
断面積 はしたがって求める体積は
総評
難度7、目安時間26分。最初の円すいを不等式で表し、2回目の回転軸である 軸に垂直な断面を見る。断面は円板ではなく円環で、内半径 を落とすと誤答になる。最小・最大半径だけでなく、その間の半径がすべて実現することまで確認すると、断面積の根拠が完全になる。