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大阪大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

xyz空間内の3点O(0,0,0)A(1,0,0)B(1,1,0)を頂点とする三角形OAB
x軸のまわりに1回転させてできる円すいをVとする.
円すいVy軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ.

難易度7/ 10計算量6/ 10目安26

積分図形と方程式 図形的解釈体積計算定積分評価

方針

最初の円すいを 0x1, y2+z2x2 と表す。y を固定し、y 軸からの距離 ρ=x2+z2 の最小値と最大値を求める。2回目の回転後の断面は円板ではなく円環になるので、その面積を 1y1 で積分する。

解答

三角形 OAB0x1,0yx,z=0で表される。これを x 軸のまわりに回転すると、円すい V0x1,y2+z2x2となる。

この円すいを y 軸のまわりに回転してできる立体を、y に垂直な平面で切る。断面が存在する範囲は1y1である。y 軸からの距離をρ=x2+z2とおく。

固定した y に対してyx1,z2x2y2である。したがってρ2=x2+z22x2y22y2,等号は x=1, z2=1y2 のときに成立する。よって外半径は2y2.一方、ρ の最小値は x=y, z=0 のときの y である。

この間の半径に抜けがないことも確認する。yρ1 なら x=ρ, z=0 とすればよく、1ρ2y2なら x=1, z=ρ21 とすれば円すい内の点になる。よって回転後の断面は、内半径 y、外半径 2y2 の円環である。

青色部分は、各高さ y で回転後の立体が占める半径の範囲を表す。

断面積 S(y)S(y)=π(2y2)2πy2=2π(1y2).したがって求める体積は112π(1y2)dy=2π[yy33]11=8π3.

総評

難度7、目安時間26分。最初の円すいを不等式で表し、2回目の回転軸である y 軸に垂直な断面を見る。断面は円板ではなく円環で、内半径 y を落とすと誤答になる。最小・最大半径だけでなく、その間の半径がすべて実現することまで確認すると、断面積の根拠が完全になる。

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出典: 大阪大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。