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大阪大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

n=1400001nの整数部分を求めよ.

難易度5/ 10計算量3/ 10目安12

数列積分 定積分評価不等式評価、範囲評価

方針

1/x が単調減少であることを利用し、和を上下から定積分で挟む。下側では区間 [n,n+1]、上側では区間 [n1,n] を使う。整数部分だけを求めるため、和が398より大きく399より小さいことを示せば十分である。

解答

x>01/x は単調に減少する。

まず下から評価する。各自然数 n について、区間 [n,n+1] では1x1nである。したがってnn+1dxx<1nである。これを n=1,2,,40000 について足すとn=1400001n>140001dxx=2(400011)>398となる。最後の不等号では 40001>200 を用いた。

次に上から評価する。n2 について、区間 [n1,n] では1x1nであり、区間の内部では不等号は厳しい。したがって1n<n1ndxxである。よってn=1400001n=1+n=2400001n<1+140000dxx=1+2(2001)=399.以上より398<n=1400001n<399である。したがって整数部分は 398 である。

別解

解法2(平方根差の望遠和)

方針

定積分を使わず、各項を隣り合う平方根の差で挟む。分母を有理化すると、下側には 2(n+1n)、上側には 2(nn1) が使える。和を取ると中間項が消え、398と399の間に直接挟める。

解答

自然数 n について2(n+1n)=2n+1+n<1nである。したがってn=1400001n>2n=140000(n+1n)=2(400011)>398.一方、n2 では1n<2n+n1=2(nn1)である。よってn=1400001n=1+n=2400001n<1+2n=240000(nn1)=1+2(2001)=399.したがって398<n=1400001n<399であり、整数部分は 398 である。

総評

難度5、計算量3。目安時間は12分。和そのものを正確に求める問題ではなく、整数部分を決めるために幅1未満で挟む問題である。単調減少関数では、下からの評価と上からの評価で積分区間を1つずらすのが定石である。下側は [n,n+1]、上側は [n1,n] を使うと、自然に398と399の間に入る。40001>20040000=200 の使い分け、上側で最初の項 1 を別にすることがミスしやすい点である。 積分はすべて独立表示へ直した。第2解法では平方根差による望遠和で同じ上下評価を得た。

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出典: 大阪大学 2014年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。