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上智大学 2016年度 一般選抜理工学部数学 第4問

(1) 関数 f(t)=1+cost について,0tπ のときの f(t) を求めよ.

(2) xy 平面上を動く点 P の時刻 t における座標 (x,y){x=2cost+cos2t,y=2sintsin2tで与えられている.
(i) 点 P が描く曲線を選べ.
(ii) 0<t<2π3 のとき,x は単調に減少し,y は単調に増加する.また,2π3<t<π のとき,x は単調に増加し,y は単調に減少する.t=2π3 のときの点 P の座標を求めよ.
(iii) 点 P が描く曲線で囲まれた部分の面積を求めよ.また,t=0 から t=π までに P が動く道のりを求めよ.

難易度7/ 10計算量5/ 10目安25

微分三角関数積分関数 三角比の利用微分による最大最小増減表面積計算図形的解釈定積分評価

方針

(1) は合成関数の微分をそのまま行い,1+cost=2cos2(t/2) を用いて,0tπ での平方根の符号を確認する.

(2) はまず x,y を求め,符号変化から曲線の進み方を調べる.代表点 t=0,π/2,2π/3,π を計算して図形の概形をつかむ.面積はパラメータ表示の面積公式を用い,道のりは速度を積分して求める.

解答

(1) f(t)=1+costよりf(t)=sint21+costである.
ここで 0tπ では1+cost=2cos2t2かつ cost20 なので1+cost=2cost2である.したがってf(t)=22sint2でもある.

(2) (i)x=2cost+cos2t,y=2sintsin2tであるからx=2sint2sin2t=2sint(1+2cost),y=2cost2cos2tである.また
y=2sint(1cost)
より,0<t<π では y0 である.
代表点を計算するとt=0: (x,y)=(3,0),t=2π3: (x,y)=(32,332),t=π: (x,y)=(1,0)である.
したがって,x 軸の上側にある曲線で,右端 (3,0) から左端 (1,0) に向かって進む形である.

選択肢は (F) である.

(2) (ii) 
x=2sint(1+2cost) である。
0<t<2π/3 では sint>01+2cost>0 だから
x<0 となり,x は単調に減少する。
また y=2cost2cos2tt=2π/3 の前後で正から負へ
変わる。したがって該当点は(x,y)=(32,332)である。

(2) (iii) 
曲線で囲まれた部分の面積は S=0πyxdt である。
y=2sintsin2tx=2sint+2sin2t よりS=0π(2sintsin2t)(2sint+2sin2t)dt.被積分関数は
4sin2t+2sintsin2t2sin22t であり,0πsintsin2tdt=00πsin2tdt=0πsin22tdt=π/2だから S=π である。

また,t=0 から π までの道のりを L とする。
x=2sint2sin2ty=2cost2cos2t を用いると(x)2+(y)2=16sin2t2,L=0π4sint2dt=8.

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出典: 上智大学 2016年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。