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上智大学 2026年度 学部学科試験・共通テスト併用方式理工学部数学 第1問

0でない複素数zの絶対値をr,偏角をθとする。w=z+1zの実部をu,虚部をvとおく。

(1) uvrθを用いて表せ。

(2) (i) 複素数zが円z=2+3の全体を動くとき,複素数平面上で点wが描く曲線を求めよ。

(ii) tが正の実数全体を動くとき,複素数z=t(1+i)に対応する点wが描く曲線を求めよ。

(iii) (i)の曲線と(ii)の曲線の第1象限にある交点をPとする。Pにおけるそれぞれの接線の傾きを求めよ。

(3) 複素数平面上で(2)の2曲線で囲まれ,かつ原点を含まない図形を,虚軸のまわりに1回転してできる立体の体積を求めよ。

難易度7/ 10計算量6/ 10目安22

複素数平面関数図形と方程式 複素数の極形式、実部虚部比較、図形的解釈座標設定面積計算定積分評価

方針

z=reiθとおいてz+1/zの実部虚部を整理する。(2)はu,vの関係式に直し,(i)は楕円,(ii)は双曲線として識別する。交点は連立して求め,接線の傾きは得られた関係式を微分して算出する。(3)は虚軸回転なので,vを変数にして円板の差として体積積分を立てる。

解答

(1)
z=reiθより1z=r1eiθだからw=(r+r1)cosθ+i(rr1)sinθである。よってu=(r+r1)cosθ,v=(rr1)sinθ.

(2) (i)
z=2+3よりr=2+3である。このときr+r1=4,rr1=23となるのでu=4cosθ,v=23sinθ.
したがって(u4)2+(v23)2=1となる。よって曲線C1は原点中心の楕円である。

(2) (ii)
z=t(1+i)t>0より偏角は常にπ/4である。したがってu=r+r12,v=rr12であり,これより
u2v2=2
を得る。しかも u>0 なので,曲線C2は双曲線u2v2=2u>0側の枝である。

(2) (iii)
交点では(u4)2+(v23)2=1,u2v2=2を満たす。後者を前者に代入するとu216+u2212=1より
7u2=56
となるから
u2=8,v2=6.
第1象限の交点は
P=(22,6)
である。

楕円C1についてu16du+v12dv=0よりdvdu=3u4vだから,Pでの傾きは
32
である。
双曲線C2について2u2vdvdu=0よりdvdu=uvだから,Pでの傾きは
233
である。

(3)
楕円はu216+v212=1u2=164v23であり,双曲線の右枝はu2v2=2u2=v2+2である。囲まれる図形を虚軸のまわりに回転すると,半径はuなので体積はπ66{(164v23)(v2+2)}dvとなる。計算してπ66(147v23)dv=5636πを得る。

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出典: 上智大学 2026年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。