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東北大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

(1) f(t)tの4次式で,任意の実数xに対してx1xf(t)dt=x4を満たすという.
f(t)を求めよ.

(2) (1)を利用してk=1nk4を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

積分数列 恒等式比較、小問利用、和の計算定積分評価

方針

積分条件を x で微分して f(x)f(x1)=4x3 を得る。4次式の係数を比較し、差では消える定数項だけ元の積分条件へ戻って決める。

解答

(1) f(t)=At4+Bt3+Ct2+Dt+Eと置く。条件を x で微分するとf(x)f(x1)=4x3.係数比較によりA=1,B=2,C=1,D=0を得る。x=0 の元の条件10f(t)dt=0へ代入すると1512+13+E=0,よって E=1/30 である。したがってf(t)=t4+2t3+t2130.(2)k4=k1kf(t)dtk=1,,n について足すとk=1nk4=0nf(t)dt.よってk=1nk4=n55+n42+n33n30=n(n+1)(2n+1)(3n2+3n1)30.

別解

解法2

方針

F(t)=f(t) となる5次式 F を置く。積分条件は F(x)F(x1)=x4 なので、係数比較で F を直接求める。(2) は差を足して望遠和にする。

解答

(1) F(x)=Ax5+Bx4+Cx3+Dx2+Exと置き、F(x)F(x1)=x4を満たすように係数を比較する。するとF(x)=x55+x42+x33x30を得る。したがってf(t)=F(t)=t4+2t3+t2130.(2)k4=F(k)F(k1)だからk=1nk4=F(n)F(0)=n55+n42+n33n30.整理してk=1nk4=n(n+1)(2n+1)(3n2+3n1)30である。

総評

積分条件と差分、4乗和の望遠和が主題である。目安時間は18分。微分後だけでは定数項が決まらないので元の条件へ戻る。f の係数比較と原始関数 F の差分という2解法で最終式を照合した。

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出典: 東北大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。