方針
積分条件を x で微分して f(x)−f(x−1)=4x3 を得る。4次式の係数を比較し、差では消える定数項だけ元の積分条件へ戻って決める。
解答
(1) f(t)=At4+Bt3+Ct2+Dt+Eと置く。条件を x で微分するとf(x)−f(x−1)=4x3.係数比較によりA=1,B=2,C=1,D=0を得る。x=0 の元の条件∫−10f(t)dt=0へ代入すると51−21+31+E=0,よって E=−1/30 である。したがってf(t)=t4+2t3+t2−301.(2)k4=∫k−1kf(t)dtを k=1,…,n について足すとk=1∑nk4=∫0nf(t)dt.よってk=1∑nk4=5n5+2n4+3n3−30n=30n(n+1)(2n+1)(3n2+3n−1).
別解
解法2
方針
F′(t)=f(t) となる5次式 F を置く。積分条件は F(x)−F(x−1)=x4 なので、係数比較で F を直接求める。(2) は差を足して望遠和にする。
解答
(1) F(x)=Ax5+Bx4+Cx3+Dx2+Exと置き、F(x)−F(x−1)=x4を満たすように係数を比較する。するとF(x)=5x5+2x4+3x3−30xを得る。したがってf(t)=F′(t)=t4+2t3+t2−301.(2)k4=F(k)−F(k−1)だからk=1∑nk4=F(n)−F(0)=5n5+2n4+3n3−30n.整理してk=1∑nk4=30n(n+1)(2n+1)(3n2+3n−1)である。
総評
積分条件と差分、4乗和の望遠和が主題である。目安時間は18分。微分後だけでは定数項が決まらないので元の条件へ戻る。f の係数比較と原始関数 F の差分という2解法で最終式を照合した。
冊子PDFで見る東北大の積分の問題で問題集を作る
出典: 東北大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。