方針
共通接線の傾きを m>0 とし、各放物線の接点から傾きと切片を表す。同じ直線になる条件を解いた後、接線と各放物線の縦の差を積分する。
解答
C1,C2 の接点の x 座標を p,q、共通接線の傾きを m>0 とする。m=−2p−3=−18q+45.各接線の切片は p2,9q2 だからp2=9q2.これらを解くと m=9,−27 を得るが、m>0 より m=9 である。したがってP=(−6,−18),Q=(2,54),PQ: y=9x+36.求める面積は∫−60(x+6)2dx+∫029(x−2)2dx=72+24=96.
別解
解法2
方針
直線 y=mx+c が各放物線と接する条件を、交点方程式の判別式が0であることから作る。傾き決定後は、接線との差が平方になることを利用する。
解答
直線 y=mx+c が C1 に接する条件はx2+(m+3)x+c=0の判別式が0だからc=4(m+3)2.C2 に接する条件も同様にc=36(m−45)2.したがって4(m+3)2=36(m−45)2.これを解き、m>0 を使うと m=9、さらに c=36 である。
接線との差は(9x+36)−(−x2−3x)=(x+6)2,(9x+36)−(−9x2+45x)=9(x−2)2.よって面積=∫−60(x+6)2dx+∫029(x−2)2dx=96.
総評
2放物線の共通接線と面積が主題である。目安時間は20分。負の傾き候補を条件 m>0 で除き、接線との差が平方になることを利用する。接点法と判別式法で接線・接点・面積96を照合した。
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出典: 東北大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。