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東北大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第3問

傾きが正のある直線が,2つの放物線C1:y=x(x+3)C2:y=9x(x5)にそれぞれ点PQで接している.
原点をOとするとき,C1の弧POC2の弧OQ,および線分PQで囲まれる図形の面積を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算、計算整理

方針

共通接線の傾きを m>0 とし、各放物線の接点から傾きと切片を表す。同じ直線になる条件を解いた後、接線と各放物線の縦の差を積分する。

解答

C1,C2 の接点の x 座標を p,q、共通接線の傾きを m>0 とする。m=2p3=18q+45.各接線の切片は p2,9q2 だからp2=9q2.これらを解くと m=9,27 を得るが、m>0 より m=9 である。したがってP=(6,18),Q=(2,54),PQ: y=9x+36.求める面積は60(x+6)2dx+029(x2)2dx=72+24=96.

別解

解法2

方針

直線 y=mx+c が各放物線と接する条件を、交点方程式の判別式が0であることから作る。傾き決定後は、接線との差が平方になることを利用する。

解答

直線 y=mx+cC1 に接する条件はx2+(m+3)x+c=0の判別式が0だからc=(m+3)24.C2 に接する条件も同様にc=(m45)236.したがって(m+3)24=(m45)236.これを解き、m>0 を使うと m=9、さらに c=36 である。

接線との差は(9x+36)(x23x)=(x+6)2,(9x+36)(9x2+45x)=9(x2)2.よって面積=60(x+6)2dx+029(x2)2dx=96.

総評

2放物線の共通接線と面積が主題である。目安時間は20分。負の傾き候補を条件 m>0 で除き、接線との差が平方になることを利用する。接点法と判別式法で接線・接点・面積96を照合した。

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出典: 東北大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。