方針
速度ベクトルから速さを求め、y が増加する条件で f′(t)>0 とする。g=1/f により一次微分方程式へ変換し、初期条件を使う。
解答
(1) dtdx=−2f′(t),dtdy=f′(t).y は増加するので f′(t)>0、したがって速さは 5f′(t) である。条件より5f′(t)=f(t){4−2f(t)}.g=1/f と置くとg′(t)=52{1−2g(t)}.(2)
f(0)=1 だから g(0)=1 である。一次方程式を解くとg(t)=21+21e−4t/5.よってf(t)=1+e−4t/52.(3)f(t)⟶2だから(x,y)=(4−2f(t),f(t))⟶(0,2).
別解
解法2
方針
(1) の微分方程式を f について直接変数分離する。部分分数分解して積分し、初期値から定数を決める。
解答
(1) 5f′=2f(2−f),g′=52(1−2g)(g=1/f).(2)f(2−f)1dtdf=21(f1+2−f1)f′=52.したがって21log2−ff=52t+C.f(0)=1 より C=0 だから2−ff=e4t/5,f(t)=1+e−4t/52.(3)
t→∞ で f(t)→2 なので、点 P は (0,2) へ近づく。
総評
速さから微分方程式を作り、逆数変換または変数分離で解く。目安時間は18分。y が増加する条件から絶対値を外す。2解法で初期値・指数係数・極限点 (0,2) を照合した。
冊子PDFで見る東北大の微分の問題で問題集を作る
出典: 東北大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。