方針
と置き、 を代入する。 の 、定数、 の係数を比較し、2つの行列族を得る。(2) は各逆行列へ同じ条件を適用する。
解答
(1) とする。 上では だからこれがすべての で2に等しいための必要十分条件は がそれぞれ と同符号なら最後の式を満たさない。符号を反対に取るとしたがって であり、(2)
第1の行列をと書くとこれも (1) の条件を満たすにはが必要十分である。よって なので は同符号である。
第2の行列の逆行列は を満たしても定数項の条件はとなり不可能である。したがって答えは
別解
解法2:差の平方を2つの1次式の積に分ける
方針
と因数分解する。積が になるには2つの1次式が に1本ずつ対応することを使い、2つの行列族を直接作る。
解答
(1)
上でが常に成り立つ。 を代入して最高次数と最低次数を比べると、2つの1次式 、 は、一方が の定数倍、他方が の定数倍でなければならない。順序を含めて2通りある。
第1の場合をとすると と置けば順序を入れ替えるとであり、いずれも である。
(2)
第1の行列族ではこの行列の2行から作る差の平方が になる条件はよって第2の行列族では、逆変換について の の係数が負になり、2にはできない。
したがって
総評
難度8、計算量7。曲線全体を移す条件を恒等式へ変える問題で、想定時間は40分程度。係数比較と因数分解の2方法で2つの行列族を導き、逆変換条件で一方を除外した。符号の組合せと を落とさないことが重要である。