方針
2つの放物線の交点を先に求め、どちらが上にあるかを差で確認する。囲まれる部分は から までだが、問題では の部分だけを取るため、 と で積分区間が変わる。最後は2つの式をそれぞれの範囲で最大化し、端点の値も比較する。
解答
2つの放物線の交点を求める。交点では であるから すなわち である。したがって交点の 座標は である。
また、上下の差は である。 では だから、 が の上にある。
(1) のときは であり、囲まれる図形全体が に含まれる。よってである。 とおくと で だからである。
(2) のときは であるから、条件 によって右端は になる。したがってである。原始関数を求めるとなので である。整理して となり、これは である。
(3) では なので、この範囲での最大値は のとき である。 では である。微分すると であり、 となる。 では、 を境に は正から負に変わる。したがってこの範囲での最大は であり、 である。 なので、全体の最大値は であり、そのとき である。
別解
解法2:全体の面積から切り落とす部分を引く
方針
2曲線の差を で表すと になる。全体の面積は直ちに と分かり、 の場合だけ の尾部を引く。
解答
2曲線の交点の 座標はであり、その間での上下の差は と置けば(1)
では なので、囲まれた部分全体を取る。よって(2)
では、全体から の部分を引く。 と置いたまま計算すると(3)
では は増加し、端で ではしたがって で増加から減少へ変わり、 より、最大値は
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中6。交点が にあること自体は易しいが、 によって右端が切られるため場合分けが必要になる。面積の上下関係を差 で確認してから積分すると符号ミスを避けやすい。試験場では18分程度で、最大値比較では の端点値も忘れないこと。