方針
は周期 で、1周期分の面積は である。 なので、区間 には完全な周期が 個入り、残りは1周期未満で面積が 以上 未満になる。(2)は と置いて(1)の評価を で割り、 を使う。
解答
(1) は周期 の関数である。また1周期分の面積は である。 は を越えない最大の整数なので である。したがって である。
区間 には の完全な周期が 個入るので である。また残りの区間 は長さが 未満であり、その上での面積は0以上、1周期分の面積2未満である。よって である。
したがって である。よって が示された。
(2) とおくと であるから である。
(1) より である。また を で割ると である。したがってである。
よってはさみうちにより である。したがって を得る。
別解
解法2:余り区間まで正確に積分する
方針
とおく。完全な周期部分の面積は 、余りは と正確に書ける。この式を変数変換後の積分へ代入して極限を取る。
解答
(1) と書く。 は周期 で、1周期の面積は2である。したがってだから(2)
とおくとまたよりさらにしたがって
総評
周期関数の面積平均を、整数部分で評価して求める問題である。目安時間は14分。 の周期が で1周期の面積が であることを先に確認する。(1)の不等式は、完全な周期 個と余り1周期未満に分けるだけで出る。(2)は置換後に(1)を で割り、 を明示する。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。