方針
の方向を と置き、直交する の方向を と取る。倍率は内積の0条件には影響しない。変換後の2つのベクトルの内積を計算すると となり、 から が決まる。(2)は 、 を使って単位円上の最大最小に直す。
解答
(1) 、 なので、 の方向を とおくことができる。ただし である。 は と直交するので、向きとして を取ればよい。長さの倍率は、変換後の内積が0であるかどうかには影響しない。
変換は である。したがって は に移る。また は に移る。
これらの内積が0であるからである。 より なので である。 より である。
(2)
円周上の点 について である。移った点を とすると であるから である。
ここで とおくと であり、 である。、 だから、最大は 、 のときで である。最小は 、 のときで である。
したがって である。
別解
解法2
方針
変換後の内積を で表す。直交する単位方向 に対して を計算し、方向を決める。(2)は を使い、2項の重み付き和として長さの範囲を読む。
解答
(1)
の単位方向をとする。変換後も直交する条件はここで計算すると だから 。 より(2)
、 とするとまた なので、 のとき最大、 のとき最小である。したがって最大は 、最小は のときに得られる。
総評
直交条件を方向ベクトルで処理し、変換後の長さを二乗で最大最小化する問題。(1)では の長さを具体的に置く必要はなく、直交方向だけを取ればよい。内積が まで落ちるため、 の条件で係数が0でないことを明記する。(2)は と の組に直すと、単位円上の重み付き平均の最大最小としてすぐ読める。 方向ベクトル計算と の二方法で直交方向と伸縮率を照合した。