方針
円 は中心 、半径1の円であり、1次変換後の中心は になる。像が半径2の円になるためには、単位円の像が原点中心の半径2の円でなければならないので、行列の2つの列ベクトルは長さ2で互いに垂直である。中心の像から第1列と を決め、垂直な第2列の2通りを残す。
解答
行列 の第1列、第2列をそれぞれ とする。円 は と表せる。したがってその像は である。
像が円 に一致するので、中心は であり、半径は である。まず中心について である。
また、単位円 の像 が原点中心の半径2の円になるためには、 と が互いに垂直で、どちらも長さ でなければならない。よって である。、 より となる。
第2列 は に垂直で、長さが であるから である。したがってであり、いずれの場合も である。
別解
解法2
方針
円が円へ移る条件を と行列式で表す。中心の像から第1列を決め、列の長さと直交条件から第2列を決める。
解答
とする。半径1の円が半径2の円へ移るための条件は、任意のベクトル に対してとなることである。したがって の中心 の像が の中心 だからよって である。第1列の長さは2なので より 、したがって2列が直交することから 、よって である。第2列の長さも2なので 。したがって
総評
難度6、計算量5。円が円へ移るには列ベクトルが長さ2で互いに直交する必要がある。 により第1列の符号が決まり、第2列には2通り残る。 2解法の最終値を照合し、境界条件・符号・定義域も確認した。