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東北大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第1問

(1) θを0∘<θ<90∘を満たす角とし,sin⁡θは2次方程式(log⁡232)x2+(log⁡39)x−log⁡464=0の解であるとする.このときcos⁡θの値を求めよ.

(2) θを(1)のように定めるとき,cos⁡(2θ+60∘)の値を求めよ.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10分

指数・対数、三角関数 式変形、三角比の利用、計算整理

方針

まず対数の値を計算し、sin⁡θについての2次方程式を解く。0∘<θ<90∘よりsin⁡θは正で1以下なので、適切な解を選ぶ。そこからcos⁡θ、sin⁡2θ、cos⁡2θを求め、加法定理でcos⁡(2θ+60∘)を計算する。

解答

(1) log⁡232=5,log⁡39=2,log⁡464=3 である。したがってsin⁡θは 5x2+2x−3=0 の解である。因数分解すると 5x2+2x−3=(5x−3)(x+1) なので x=35,x=−1 を得る。0∘<θ<90∘より sin⁡θ=35 である。したがって cos⁡θ=1−925=45 である。

(2) cos⁡2θ=cos⁡2θ−sin⁡2θ=1625−925=725であり、sin⁡2θ=2sin⁡θcos⁡θ=2⋅35⋅45=2425である。加法定理よりcos⁡(2θ+60∘)=cos⁡2θcos⁡60∘−sin⁡2θsin⁡60∘だからcos⁡(2θ+60∘)=725⋅12−2425⋅32=750−12325である。

別解

解法2

方針

対数を計算して sin⁡θ を決める。複素数 (4+3i)/5 を2乗して 2θ の三角比を同時に求め、さらに 60∘ 回転させた複素数の実部を読む。

解答

(1) log⁡232=5,log⁡39=2,log⁡464=3だから、sin⁡θ は5x2+2x−3=(5x−3)(x+1)=0の解である。0∘<θ<90∘ よりsin⁡θ=35,cos⁡θ=45.(2)cos⁡θ+isin⁡θ=4+3i5を2乗するとcos⁡2θ+isin⁡2θ=(4+3i)225=725+2425i.さらに 60∘ の回転を掛けた複素数の実部を取ればcos⁡(2θ+60∘)=725⋅12−2425⋅32=750−12325.

総評

難度4、計算量3。目安時間は10分。対数の値を正確に処理すれば、あとは標準的な三角比計算である。sin⁡θ=−1は2次方程式の解ではあるが、角の範囲から除外される。2θそのものを求める必要はなく、sin⁡2θとcos⁡2θを直接計算すればよい。

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出典: 東北大学 1997年度 後期 文系 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。