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東北大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第6問

関数y=xx+2 (x2)を考える.

(1) この関数の最小値と,グラフと座標軸との交点を求め,
y=xx+2のグラフの概形をかけ.

(2) この関数のグラフと,直線x=2,およびx軸で囲まれた図形を,
x軸の周りに1回転してできる立体の体積Vを求めよ.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安22

関数微分積分 増減表体積計算、置換積分

方針

(1) は定義域x2を確認し、導関数で増減と最小値を求める。x軸との交点は平方根を含む方程式を解くが、平方する前にx0が必要であることに注意する。(2)では囲まれる部分が2x2x軸の下側にあるので、回転体の体積をπ22y2dxで求める。

解答

(1)
定義域はx2である。微分すると y=112x+2 である。y=0より x+2=12 だから x=74 である。2<x<74ではy<0x>74ではy>0なので、この点で最小値をとる。値は 7412=94 である。 y軸との交点はx=0より (0,2) である。x軸との交点は xx+2=0 よりx=x+2である。右辺は0以上なのでx0であり、平方して x2=x+2 すなわち (x2)(x+1)=0 である。x0よりx=2なので、交点は (2,0) である。端点では(2,2)を通り、グラフはそこで始まり、いったん減少してから増加し、(2,0)x軸に達する。

(2)
囲まれる部分は2x2にあり、この範囲でグラフはx軸の下側にある。回転体の体積は V=π22(xx+2)2dx である。展開すると (xx+2)2=x2+x+22xx+2 であるから V=π22{x2+x+22xx+2}dx である。

まず 22(x2+x+2)dx=403 である。次に、u=x+2とおくと 222xx+2dx=042(u2)u1/2du であり、04(2u3/24u1/2)du=[45u5/283u3/2]04=6415である。

したがって22(xx+2)2dx=4036415=13615である。よって V=136π15 である。

別解

解法2

方針

u=x+2 と置き、曲線を x=u22y=(u2)(u+1) と媒介表示する。極値も回転体積も多項式だけで処理する。

解答

u=x+2(u0)とおくとx=u22,y=u2u2=(u2)(u+1).(1)y=(u12)294だから、u=1/2、すなわち x=7/4 で最小値 9/4 をとる。y 軸との交点は x=0 から(0,2),x 軸との交点は u=2 から(2,0).端点 (2,2) からいったん減少し、その後増加する概形となる。

(2)

斜線部は 2x2y0 の部分である。dx=2udu だから、x 軸まわりの回転体積はV=π22(xx+2)2dx=π02(u2u2)22udu=136π15.

総評

難度6、計算量6。目安時間は22分。平方根関数の定義域、増減、交点、回転体積を順に処理する総合問題である。x軸との交点を求める際は、平方する前にx0が必要である。体積ではグラフがx軸の下側にあっても、回転半径はyなのでy2を積分すればよい。

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出典: 東北大学 1997年度 後期 理系 第6問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。