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東北大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

aを定数とし,2次曲線y=(xa)24xaを満たす部分をEとする.
4点A(0,0)B(4,0)C(4,4)D(0,4)を頂点とする正方形の面積をEが2等分するとき,
aの値を求めよ.

難易度7/ 10計算量6/ 10目安24

積分図形と方程式 面積計算置換、範囲評価

方針

放物線のうちxaの部分なので、正方形内では右枝をx=a+y+4と表す。水平な帯で見ると、曲線の右側の幅は4ay+4である。これをy=0から4まで積分し、面積が正方形の半分の8になる条件を解く。最後に得られたaで曲線が正方形内を横切ることを確認する。

解答

曲線は y=(xa)24 であり、xaの部分を考えるので x=a+y+4 と表せる。

正方形は0x4, 0y4である。高さyで見たとき、曲線の右側の横幅は 4(a+y+4)=4ay+4 である。曲線が正方形の面積16を2等分するので、この右側の面積を8とおくと 04{4ay+4}dy=8 である。

計算すると 04(4a)dy=164a であり、04y+4dy=[23(y+4)3/2]04=23(83/243/2)=322163である。したがって 164a322163=8 となる。これを解くと a=10823 である。

このとき下辺y=0でのx座標は a+2=16823 であり、上辺y=4でのx座標は a+22=10223 である。いずれも0と4の間にあるので、上の面積式は正方形内の配置に合っている。

別解

解法2

方針

水平断面で曲線の左側の面積を直接求める。正方形を二等分するので、その面積を8と置き、求めた a で境界が正方形内を横切ることを確認する。

解答

右枝 Ex=a+y+4(0y4)と表せる。高さ y における曲線左側の幅は a+y+4 だから、その面積は04(a+y+4)dy.これが正方形の半分 8 に等しいので4a+23(83/243/2)=8.したがって4a+322163=8,a=10823.このとき0<a+2<a+22<4が成り立つので、曲線は下辺から上辺まで正方形内部を横切り、用いた面積式は妥当である。

総評

難度7、計算量6。目安時間は24分。右枝だけを使う条件xaを見落とさず、x=a+y+4と横幅で積分するのが簡潔である。面積を縦に積分しようとすると場合分けが増えやすい。最後に、求めたaで曲線が正方形の下辺から上辺まで内部を通ることを確認しておくと、面積式の妥当性が明確になる。

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出典: 東北大学 1997年度 前期 理系 第4問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。