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東北大学 1997年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第6問

関数f(x)=x31x2 (x1)を考える.

(1) f(x)の最大値と最小値を求め,y=f(x)のグラフの概形をかけ.

(2) y=f(x)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積Sを求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

関数微分積分 増減表微分による最大最小面積計算

方針

f(x)=x31x2は奇関数なので、増減と面積は0x1を中心に調べる。微分して臨界点x=32を求め、奇関数性から最小値を得る。面積は正の部分を2倍し、u=1x2で置換積分する。

解答

(1) f(x)=f(x)であるから、fは奇関数である。1<x<1で微分すると f(x)=3x21x2+x3x1x2 であり、整理して f(x)=x2(34x2)1x2 となる。 0<x<1では分母とx2は正であるから、符号は34x2で決まる。よって0<x<32で増加,32<x<1で減少である。したがって最大値はf(32)=(32)3134=3316である。奇関数より最小値は 3316 で、x=32のときに達する。グラフはx=1,0,1x軸と交わり、原点に関して対称である。

(2)
面積は正の部分を2倍して S=201x31x2dx である。u=1x2とおくと、du=2xdx, x2=1uであるから 01x31x2dx=1201(1u)u1/2du となる。よって 12(2325)=215 である。したがって S=2215=415 である。

別解

解法2

方針

奇関数性を使い、正の側では f2=x6(1x2) を最大化して平方根の微分を避ける。面積は u=x2 でベータ型の積分へ変える。

解答

(1)

f は奇関数である。0x1 では f0 なのでf(x)2=x6(1x2)を最大化すればよい。微分するとddxf(x)2=2x5(34x2).したがって最大は x=3/2 で、fmax=27256=3316.奇関数性から最小値は 33/16 で、x=3/2 のときに取る。零点は 1,0,1 で、原点対称の概形となる。

(2) S=201x31x2dx.u=x2 とおくと x3dx=udu/2 だからS=01u1udu.v=1u と置けばS=01(1v)v1/2dv=2325=415.

総評

難度6、計算量5。目安時間は22分。奇関数性を先に見ると、最大・最小も面積も半分だけ調べればよい。微分では平方根の分母が出るが、符号判定に必要なのは34x2だけである。面積では負の部分をそのまま積分しないよう、正の面積として2倍する点に注意する。

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出典: 東北大学 1997年度 前期 理系 第6問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。