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東北大学 2001年度 後期日程文系(後期)数学 第3問

aは定数で,90<t<90とする.2点P(12sint+cos2t,tant),Q(sin2t+acost,3sint2cost+a+2)があるtに対して同じ点となるとき,
定数aの値およびそのときのtの値を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安18

三角関数 三角比の利用文字消去、計算整理

方針

s=sint,c=cost と置く。範囲 90<t<90 より c>0。まず y 座標の一致から as,c で表し、それを x 座標の一致に代入する。得られる式は (2c1)(s+2)=0 に整理でき、s+2>0 から c=1/2 と決まる。

解答

s=sint,c=cost とおく。90<t<90 より c>0 である。

2点 P,Qy 座標が等しいことから tant=3sint2cost+a+2 である。すなわち sc=3s2c+a+2 なので a=sc3s+2c2 を得る。

次に x 座標の一致を用いる。条件は 12s+cos2t=sin2t+ac である。ここに cos2t=c2s2,sin2t=2sc および上で求めた a を代入する。右辺の acac=s3sc+2c22c であるから 12s+c2s2=2sc+s3sc+2c22c となる。整理すると 2sc+4cs2=0 すなわち (2c1)(s+2)=0 である。

ここで 1<s<1 だから s+2>0 である。よって c=12 である。範囲条件 c>0 のもとで t=60,t=60 の2つが得られる。

最後に a を求める。t=60 では s=3/2,c=1/2 なので a=3332+12=132 である。t=60 では s=3/2,c=1/2 なので a=3+332+12=1+32 である。

したがって(t,a)=(60,132),(60,1+32)である。

別解

解法2(半角変数で角度を決める)

方針

2座標の一致から a を消去し、まず
cost=1/2 を得る。そこで u=tan(t/2) を用いて
範囲内の角を2つに確定し、最後に a を戻す。

解答

s=sint, c=cost とおく。
範囲条件から c>0 である。y 座標の一致式を c 倍するとac=s3sc+2c22c.これを x 座標の一致式12s+c2s2=2sc+acへ代入して整理すると(2c1)(s+2)=0.1<s<1 より s+2>0 なので c=1/2 である。

u=tan(t/2) とするとcost=1u21+u2=12より u=±1/3。したがってt=±60.a=sc3s+2c2へ戻すと(t,a)=(60,132),(60,1+32).

総評

難度6、計算量5。三角関数をそのまま扱うより、s=sint,c=cost と置いて代数的に整理するのがよい。範囲条件から c>0 が分かるため、最後に角度を一意に読める。式は (2c1)(s+2)=0 まで因数分解でき、s+20 を明記することが採点上重要である。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 東北大学 2001年度 後期 数学 第3問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。