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東北大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

xの方程式asinx+cos2x=2が解をもつような実数aの範囲を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

三角関数方程式・不等式 置換、範囲評価、場合分け

方針

s=sinx とおけば 1s1 で、cos2x=12s2 により1変数の条件になる。絶対値を外して as+12s2=2as+12s2=2 の2場合に分ける。どちらも s=0 は不可能なので as の関数として表し、0<s1, 1s<0 でそれぞれ値域を調べる。最後に2つの場合の和集合を取る。

解答

s=sinx とおくと、1s1 であり、cos2x=12sin2x=12s2 である。したがって与えられた方程式は as+12s2=2 となる。

まず as+12s2=2 の場合を考える。このとき as=1+2s2 であり、s=0 では成り立たない。よって a=1s+2s である。0<s1 では、1/s+2ss=1/2 で最小値 22 をとり、s0+ で限りなく大きくなるから a22 である。1s<0 では u=s とおくと a=(1u+2u) であり、a22 である。

次に as+12s2=2 の場合を考える。このとき as=2s23 であり、やはり s=0 では成り立たない。したがって a=2s3s である。0<s1 では 2s3s は増加し、s0+s=11 となる。よって a1 である。1s<0 では同じ式が増加し、s=11s0+ となる。よって a1 である。

以上を合わせると、最初の場合の a22 または a22 は、後の場合から得られる範囲に含まれている。したがって求める範囲は a1またはa1 である。

条件・検算

絶対値の正負2場合を分け、1sinx1 の端点を含めて値域を求めた。

総評

難度5、計算量4。目安時間は20〜25分。三角関数の方程式そのものを解こうとせず、s=sinx と置いて 1s1 の値域問題にするのが最短である。絶対値を外した2場合のうち、最終的な範囲を決めるのは as+12s2=2 の方である。s=0 を除くこと、s>0s<0 で不等号の向きや値域が変わることに注意したい。端点 a=±1s=1 で実際に達成されるため、等号を含めてよい。

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出典: 東北大学 2004年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。