方針
まず から を得る。 とおき、2つ目の条件を実部で書き直して を導く。これは複素数平面で、点 が2点1と の垂直二等分線上にあることを意味するので、(1)の距離等式が従う。(2)は絶対値と実部の符号条件で を一意に決め、3辺の長さを確認する。
解答
(1) より である。 とおく。するとである。
また であり、 だから である。条件 より であるから である。
これは点 が直線 上にあることを表す。この直線は、複素数平面上の2点 と の垂直二等分線である。したがって である。さらに より なので である。
(2) より、 と書ける。また だから である。さらに より である。 だから であり である。
また なので、三角形の3つの頂点は である。辺 と の長さは である。(1)より残りの2辺も等しく、直接計算しても である。したがって、この三角形は である。
複素数平面上の正三角形
別解
解法2
方針
を先に固定し、2番目の条件を「点 が1と から等距離」に読み替える。(2)は直線 と原点中心の円の交点として決める。
解答
(1)
とする。 よりまたよって 。これは点 が1と の垂直二等分線上にあることを表す。したがって(2)
、実部条件から である。絶対値条件よりしたがって3頂点は で、3辺はいずれも 。ゆえに正三角形である。
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5。目安時間は22分。採点ポイントは、 を最初に使うこと、2つ目の条件から を導く計算を省略しないこと、垂直二等分線として距離等式を説明することである。誤りやすいのは、 の実部の符号を間違えること、また から実部が負であることを使い忘れることである。