方針
まず逆関数を定義域込みで求める。共有点については、 が単調増加であるため、 とその逆関数の交点は直線 上にあることを確認する。したがって 、すなわち の正の解の個数を、導関数と最小値で分類する。
解答
(1) とおく。両辺の自然対数をとると であるから である。したがって逆関数は である。
(2) は単調増加である。 と の共有点を とすると、 かつ である。後者は を意味する。
もし なら、 の単調増加性より すなわち となり矛盾する。 の場合も同様に矛盾する。よって共有点は必ず 、つまり直線 上にある。
したがって共有点の個数は を満たす正の の個数に等しい。両辺の対数をとると だから である。 とおくと である。したがって で 、 で であり、 で最小値 をとる。また で 、 で である。
よって の正の解の個数はである。したがって共有点の個数もである。
逆関数との共有点
別解
解法2
方針
逆関数との交点は単調増加性から 上に限られる。交点方程式を と置けば、厳密な凸性と唯一の極小値から、 による0・1・2個の分類が直接得られる。
解答
(1) だから(2)
は狭義単調増加である。 かつ なら、 は単調性に矛盾する。したがって共有点は 上にあり、の解に対応する。とおくとよって唯一の極小点は であり、また と の両方で である。したがって零点の個数はこれが二つのグラフの共有点の個数である。
総評
逆関数の基本問題に見えるが、「逆関数との共有点は直線 上」と言い切るには単調増加性の確認が必要である。目安時間は20分前後。 の最小値を調べる際は定義域 と両端の様子まで書くと、解の個数分類に抜けがなくなる。失点しやすいのは、 の定義域を書かないこと、または の接する場合を2個と数えてしまうことである。