方針
が保たれることをまず帰納法で示す。 は、両辺が正であることを利用して2乗し、 に直す。(2)では から を作る。 と , を用いて指定の評価を得る。(3)は単調増加かつ上に有界で極限を持ち、漸化式に代入して を選ぶ。
解答
(1)
まず がすべての で成り立つことを示す。初項は条件より なので である。 と仮定する。このとき である。 より , なので である。また だけでは不十分なので、直接 を確認する。実際 であるから である。よって帰納法により がすべての で成り立つ。
次に を示す。両辺は正なので、2乗して比較すればよい。 は と同値である。ところが である。したがって である。
(2)
漸化式より である。したがって であり、左辺を因数分解して を得る。 なので である。よって である。
また(1)より であるから である。したがって が成り立つ。
(3)
(1) より は単調増加であり、さらに で上に有界である。したがって極限をもつ。その極限を とする。
漸化式の両辺で極限をとると である。両辺は非負なので2乗して となる。よって であり、 である。
しかし かつ単調増加なので である。したがって は不可能で、である。
2へ近づく単調列
別解
解法2
方針
誤差 を導入する。漸化式から が得られ、正値性・単調性・指定された縮小評価・極限が同じ恒等式からまとまって従う。
解答
(1)
と仮定するとより である。初項 と合わせて、帰納法により が保たれる。
また両辺は正だからである。
(2)
と置くと であり、したがって(1)より なので 。ゆえに(3)であり、(2)を反復すると右辺は0へ収束するから 。したがって
総評
難度5、計算量4。目安時間は16〜21分。 なので、正であることを利用して2乗比較に持ち込むのが自然である。(2)の評価は を作るのが核心で、ここから と を順に使う。極限では候補が0と2の2つ出るが、初項が正で単調増加するため0は除かれる。