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東北大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

平面上の3つの曲線C1C2C3を次で定める.C1:{x=152t4y=3t5+5t3(0t53)C2:{x=1256cos3(2π(t+53))y=1256sin3(2π(t+53))(53t53+14)C3:{x=0y=125(t2)6(7453)(53+14t2)(1) C1x軸で囲まれる図形の面積を求めよ.

(2) 原点Oを出発し,C1C2C3を順にたどってOに戻る行程の道のりを求めよ.

難易度7/ 10計算量7/ 10目安28

積分図形と方程式 面積計算、計算整理、三角比の利用

方針

(1) は媒介変数表示の面積公式ydxを使う。C10t5/3y0 なので、そのまま y(t)x(t) を積分する。
(2) は道のりを C1,C2,C3 に分ける。C1x(t),y(t) から弧長を計算し、C2 はアステロイド (Acos3ϕ,Asin3ϕ) の4分の1、C3 は鉛直線分の長さとして求める。

解答

(1) C1 では x=152t4,y=3t5+5t3 であり、dxdt=30t3 である。0t5/3 では y=t3(53t2)0 であるから、C1x 軸で囲まれる面積はydx=05/3(3t5+5t3)30t3dtである。よって05/3(90t8+150t6)dt=[10t9+1507t7]05/3=12500151701.したがって求める面積は 12500151701 である。

(2)
まず C1 の道のりを求める。 dxdt=30t3,dydt=15t4+15t2=15t2(1t2) である。したがって速さは(30t3)2+(15t2(1t2))2=15t24t2+(1t2)2=15t2(1+t2)である。よって C1 の長さは05/315t2(1+t2)dt=[5t3+3t5]05/3=50159である。

次に C2x=Acos3ϕ,y=Asin3ϕ,A=1256 の形で、ϕ0 から π/2 まで動く4分の1のアステロイドである。この弧長は0π/23Asinϕcosϕdϕ=3A2=1254である。

最後に C3x=0 の鉛直線分で、y=125/6 から 0 まで戻るので長さは 1256 である。したがって全体の道のりは50159+1254+1256=50159+62512である。

条件・検算

各曲線の始点・終点がつながること、速さの平方根が 15t2(1+t2) に簡約できることを確認した。

総評

媒介変数曲線の面積と弧長をまとめて扱う計算問題で、目安時間は28分程度。(1) では y0 を確認してからydxを使う。(2) は C1 の速さが 15t2(1+t2) ときれいに因数分解されること、C2 がアステロイドの4分の1であることに気づくと計算量が大きく減る。各曲線の端点がつながっていることも、道のりを足す前に確認したい。

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出典: 東北大学 2004年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。