方針
共通接線を 、2つの接点の 座標を とする。 が をそれぞれ重解にもつことから完全な4次式として係数比較する。放物線 は3点条件で決め、面積は を表示積分する。
解答
(1)
共通接線を 、異なる2接点の 座標を とする。 は をそれぞれ重解にもつので、と書ける。一方、右辺の の係数を比較すると である。したがって右辺の の係数も0となり、、すなわち である。
を用いると係数比較から 、 を得る。よって接点はである。
とおく。 を通る条件はだから であり、である。
(2) 交点の 座標は で、 では である。したがって求める面積は
別解
解法2(接線の傾きと切片を比較する方法)
方針
接点 における接線の傾き と切片 を関数として表す。異なる2点 で両者が一致する条件を連立し、接点を決定する。
解答
(1)
における接線の傾きと切片はである。異なる で同じ接線になるにはが必要十分である。
を用いて第1式を整理すると第2式はとなる。もし なら、前式から であり、となって に反する。よって 、したがって である。これを に代入して を得る。接点は である。
傾きと切片を代入するとまた を通る二次関数を求めればとなる。
(2)
2曲線の上下差はであるから、
総評
難度6、計算量5。想定時間は20分程度。共通接線が2点で接することを「差が2つの重解をもつ」と翻訳できるかが核心である。4次式が最高次係数1なので定数倍を付けずに と置ける。面積では は接しているだけだが、 全体で上下関係が変わらないことを因数分解から確認する。