(1)
曲線 y=logx と x 軸の交点は C=(1,0) である。したがって S1=∫1alogxdx=[xlogx−x]1a=aloga−a+1 である。
次に四辺形 ABCD の面積を求める。C(1,0) から D(b,logb),B(a,loga),A(a,0) と進むので,面積は2つの台形の和として S2(b)=21(b−1)logb+21(a−b)(loga+logb) である。整理すると S2(b)=21{(a−b)loga+(a−1)logb} である。 y=logx は上に凸の曲線であるから,曲線上の2点を結ぶ線分は曲線の下側にある。したがって S2(b)≦S1 であり,S1 に最も近い S2(b) は,S2(b) が最大となるときに得られる。
微分すると S2′(b)=21(−loga+ba−1) である。したがって臨界点は b=logaa−1 である。また a>1 について aa−1≦loga≦a−1 が成り立つので 1≦logaa−1≦a であり,この値は許された範囲に入る。さらに S2′(b) はこの点の前で正,後で負となるので,ここで最大である。
よって求める b は b=logaa−1 であり,そのときS2=21{aloga−(a−1)+(a−1)loglogaa−1}である。
(2)
上で求めた式からS1S2=aloga−a+121{aloga−(a−1)+(a−1)loglogaa−1}である。分母は aloga と同じ大きさで増大する。
分子の中で (a−1)loglogaa−1=(a−1){log(a−1)−log(loga)} である。これを aloga で割るとaa−1⋅logalog(a−1)−aa−1⋅logalog(loga)→1−0=1である。また (a−1)/(aloga)→0 である。したがって分子全体は aloga と同じ大きさになり,a→∞limS1S2=1 である。