方針
柱面 は半径1の円柱なので,展開するために , とおく。切り開く直線 は と の端に対応する。柱面 の方程式へ を代入すると の2次方程式になり,境界は と で表される。展開図では,横軸を ,縦軸を とする帯から,この2曲線の間を取り除く。
解答
柱面 上の点を と表す。点 を通り 軸と平行な直線に沿って切り開くので,展開図では を縦方向の座標とし,横方向の座標を とすればよい。上下の辺 , は,もとの切り口の両側に対応する。
次に柱面 との交線を求める。 を の方程式へ代入すると である。これを について解くと または である。すなわちである。 のところでは2つの根の大小は入れ替わるが,境界となる2曲線はこの2本である。
したがって展開図は,横軸 ,縦軸 の無限に長い帯 から,2曲線にはさまれる部分を切り抜いた図形である。2曲線は , で接し,その前後で左右が入れ替わる。実際に描くと,幅 の帯の中に,位相が だけずれた2本の正弦曲線を描き,その間を空白として残りを の展開図とすればよい。
総評
円柱面を展開し,別の柱面による切り口を平面上の曲線に直す問題である。目安時間は22分。 と置くと,切り開く直線が に対応するため,展開図の座標が明確になる。 との交線は の2次方程式として解くと2本の正弦曲線になる。図示では,2曲線の大小が途中で入れ替わることを意識して,「2曲線にはさまれる部分を取り除く」と表すのが安全である。