方針
と置き、2つの実部を整数 で表す。 を先に分離し、 では と から正整数の有限個の組へ落とす。列挙した組を複素数平面上の点へ戻す。
解答
とおく。まず であるから、 の実部が整数であることは となる整数 が存在することと同じである。
また、 であり だから、 の実部は である。したがって、これが整数であることは となる整数 が存在することと同じである。
まず の場合を考える。このとき であり、 である。すると の実部は0、 の実部も0である。条件 より である。したがって はすべて条件を満たす。
次に とする。このとき なので である。 より であり、さらに である。左辺は正だから、 は同符号である。
ここで とおくと である。条件 より すなわち である。また より である。 なので を得る。
したがって、 かつ を満たす正整数の組 を列挙すると である。
それぞれを点に戻す。 のとき なので である。 のとき なので である。 のとき なので である。 のとき なので である。 のとき なので である。
以上より、求める集合は と、次の16個の点 との和集合である。ただし、 はそれぞれ可能な符号をすべてとる。
別解
解法2
方針
と極形式で捉え、実部の整数条件を 、 と置く。積と商から 、 を得て有限列挙し、 の連続部分も忘れずに加える。
解答
と置く。ただし である。実部の条件から、ある整数 があってとなる。
なら であり、求める点はである。
なら で、 は同符号である。2式の積と商からを得る。 と置けばである。正整数の組はに限られる。
各組について 、 を計算すると、離散部分はである。ここで同じ式中の2つの符号は独立に選ぶ。
したがって、求める集合は上の16点と2本の半直線との和集合である。
総評
連続な集合を問うように見えて、整数条件により2本の半直線と16個の孤立点へ離散化される。 を先に処理しないと、 を作る段階で解を失う。孤立点は実部の符号と虚部の符号を独立に数え、合計16点になることを確認する。図では境界 も含む。