円環の x における縦断面の高さをg(x)=⎩⎨⎧2{4−x2−1−x2}24−x20(∣x∣≦1),(1≦∣x∣≦2),(∣x∣≧2)とする。
(1) ストリップの位置によりS(a)=⎩⎨⎧2∫aa+1{4−x2−1−x2}dx2∫a1{4−x2−1−x2}dx+2∫1a+14−x2dx2∫a24−x2dx(−21≦a<0),(0≦a<1),(1≦a<2)である。
(2) S′(a)=g(a+1)−g(a) を用いるとS′(a)=⎩⎨⎧2{4−(a+1)2−1−(a+1)2−4−a2+1−a2}2{4−(a+1)2−4−a2+1−a2}−24−a2(−21<a<0),(0≦a<1),(1≦a<2).なお a=−21 での右微分は0である。
(3) 0≦x≦1 で g(x) は増加し、1≦x≦2 で減少する。したがって 0<a<1 では S′(a)=g(a+1)−g(a) は狭義に減少する。またS′(0)=23−2>0,S′(1)=−23<0.負の a では S′(a)≧0、1≦a<2 では S′(a)<0 なので、最大点は 0<a<1 にただ1つあり、そこで4−(a+1)2+1−a2=4−a2が成り立つ。1回平方して整理すると2{3−2a−a2}(1−a2)=a(a+2).さらに平方して展開すると3a4+4a3−20a2−8a+12=0.よって求める方程式は3x4+4x3−20x2−8x+12=0.(4) x=2t を代入した式を4で割ると3t4+22t3−10t2−22t+3=0.t2 で割り、z=t−t1、t2+t−2=z2+2 を用いると3z2+22z−4=0.(5) (4)からz=3−2±14.最大点では 0<a<1 だから 0<t<21 であり、z=t−t1<0 である。よってz=−32+14.t2−zt−1=0 の正の解を選び、a=2t へ戻すとa=326+27−1−7.この値は 0<a<1 で、平方する前の S′(a)=0 の式も満たす。したがってこれが S(a) を最大にする値である。
条件・検算
移動区間積分の微分は右端断面と左端断面の差になる。平方して得た4次式には余分な根が入り得るため、最後に元の導関数へ戻して確認する。