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東京大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

xy平面上でtを変数とする媒介変数表示{x=2t+t2,y=t+2t2で表される曲線をCとする.次の問に答えよ.

(1) t1のとき,dydxtの式で表せ.

(2) 曲線C上でdydx=12を満たす点Aの座標を求めよ.

(3) 曲線C上の点(x,y)を点(X,Y)に移す移動が{X=15(2xy),Y=15(x+2y)で表されているとする.このときYXを用いて表せ.

(4) 曲線Cの概形をxy平面上に描け.

難易度4/ 10計算量5/ 10目安18

図形と方程式微分関数 ベクトル成分計算座標設定グラフの概形回転・拡大

方針

(1) (2)は媒介変数の微分を使う。(3)は変換式へ媒介表示を代入すると Xt の1次式になるので消去できる。この変換は回転であり、XY 平面では縦軸方向に開く放物線になる。(4)は頂点、軸、原点などの通過点を元の xy 平面へ戻して描く。

解答

(1) dxdt=2+2t,dydt=1+4tだから、t1 のときdydx=4t+12t+2.(2) 条件は4t+12t+2=12である。これを解くと t=2/5 となる。よってA=(2(25)+425,25+2425)=(1625,225).(3) 媒介表示を変換式へ代入するとX=2(2t+t2)(t+2t2)5=3t5,Y=(2t+t2)+2(t+2t2)5=4t+5t25.したがって t=5X/3 を消去してY=559X2+43X.(4) (3)の座標変換は回転であり、得られた式は放物線である。平方完成するとY+455=559(X+655)2.よって頂点を元の座標へ戻すと (2)の点 A=(16/25,2/25) となる。軸は方向ベクトル (1,2) をもち、方程式はy=2x+65である。また t=0 で原点、t=1/2(3/4,0)t=2(0,6) を通る。したがって概形は次の通りである。

座標回転により軸方向を見抜き,頂点と通過点を元の座標へ戻して概形を確定する.

総評

難度4、計算量5。想定時間は18分程度で、完答目標の問題である。座標変換へ媒介式をそのまま代入すると2次項が消えて X=3t/5 となる点が差のつく整理である。概形では頂点だけでなく軸の向きと原点などの通過点も示し、放物線の開く方向を確定させたい。

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出典: 東京大学 2006年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。