方針
(1) (2)は媒介変数の微分を使う。(3)は変換式へ媒介表示を代入すると X が t の1次式になるので消去できる。この変換は回転であり、XY 平面では縦軸方向に開く放物線になる。(4)は頂点、軸、原点などの通過点を元の xy 平面へ戻して描く。
解答
(1) dtdx=2+2t,dtdy=1+4tだから、t=−1 のときdxdy=2t+24t+1.(2) 条件は2t+24t+1=−21である。これを解くと t=−2/5 となる。よってA=(2(−52)+254,−52+2⋅254)=(−2516,−252).(3) 媒介表示を変換式へ代入するとX=52(2t+t2)−(t+2t2)=53t,Y=5(2t+t2)+2(t+2t2)=54t+5t2.したがって t=5X/3 を消去してY=955X2+34X.(4) (3)の座標変換は回転であり、得られた式は放物線である。平方完成するとY+554=955(X+556)2.よって頂点を元の座標へ戻すと (2)の点 A=(−16/25,−2/25) となる。軸は方向ベクトル (1,2) をもち、方程式はy=2x+56である。また t=0 で原点、t=−1/2 で (−3/4,0)、t=−2 で (0,6) を通る。したがって概形は次の通りである。
座標回転により軸方向を見抜き,頂点と通過点を元の座標へ戻して概形を確定する.
総評
難度4、計算量5。想定時間は18分程度で、完答目標の問題である。座標変換へ媒介式をそのまま代入すると2次項が消えて X=3t/5 となる点が差のつく整理である。概形では頂点だけでなく軸の向きと原点などの通過点も示し、放物線の開く方向を確定させたい。
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出典: 東京大学 2006年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。