方針
を展開し,右辺には を代入して で積分する。右辺は 項と 項だけをもつ2次式になるので,恒等式として の係数を比較する。第1式から を で表し,第2式に代入して を決め,最後に定数項から を戻す。
解答
であるからである。
一方、 なので、右辺の積分では を定数としてとなる。したがって、与えられた等式が についての恒等式であるための必要十分条件はである。
第1式から かつである。これを第2式へ代入すると分母を払って整理すればを得る。よって最後に と へ戻すととなる。実際、この2組を代入すれば3本の係数条件をすべて満たす。したがって求める組はである。
総評
難度は10段階中4、計算量は10段階中4。目安時間は15分程度で、積分変数が 、恒等式の変数が であることを切り分ければ、係数比較へ素直に進める。右辺に定数項がないため、 を最初に拾える。
分数を含む途中式は一行へ詰めず、積分値、3本の係数条件、2次方程式の順に分けると符号ミスを防ぎやすい。最後は の候補だけで終わらず、それぞれの を戻し、2組とも元の係数条件を満たすことを確認する。