方針
単位円上の点 における接線を と表す。法線方向 に沿って点 を対称移動し、 を得る。すると となり、 を使って と絶対値の商を求められる。(2)は とおき、(1)の絶対値関係を放物線の方程式へ変え、 から範囲を絞る。
解答
(1)
である。点 における接線はで表され、その法線方向は である。点 をこの直線に関して対称移動するとまた よりだからしたがって を用いるとよってさらに なので(2)
とおく。(1)より両辺を2乗して整理すると範囲を求める。 とおくとしたがって に対する関数は で減少するからよって軌跡はで表される放物線の部分である。
別解
解法2
方針
として接線 に関する点 の対称移動を座標公式で求める。(2)では半角変数 を使うと、 の実部・虚部が 、 となる。円弧の条件も へ直ちに変わる。
解答
(1)
とおくと であり、点 における接線はである。点 からこの直線への法線方向の符号つきずれは なので、対称点はこれを複素数で書けば を使うと以下、となるから、求める商は である。
(2)
とし、とおく。半角公式より の実部、虚部を整理するとしたがって媒介変数 を消去してまた はと同値である。よってすなわちを得る。
総評
難度7、目安時間30分。接線に関する対称移動を複素数のまま扱えるかが最初の山である。単位円上では が使えるため、 の形まで整理すると計算が急に短くなる。(2)の絶対値関係は放物線 を与えるが、それだけでは円弧 による範囲制限が抜けている。端点 と を代入し、図の3端点まで確認する。