方針
2個のさいころの和の分布を表にして数える。(2)は2つの和の対称性を利用し、等しい場合を除いて半分にする。(3)は条件付き確率として、を固定した場合の有利な組数を数える。
解答
(1)
となるの個数は、に対してそれぞれである。したがって求める確率はである。
(2)
2個のさいころの和がとなる個数はである。2つの和が等しくなる場合の数はである。全体は通りであり、の場合との場合は同数である。よって求める確率はである。
(3)
とすると、条件はである。(1)と同じ数え上げにより、この場合の数は35通りである。一方、(2)より条件を満たす場合の数は575通りである。したがって求める条件付き確率はである。
別解
解法2(2個のさいころの差の分布を使う方法)
方針
2つのさいころの差 は から5までをとり、その出方は 通りである。(2)は独立な2つの差の和として対称性を使い、(3)は を固定して数える。
解答
(1)
とおくと、 の出方はそれぞれ 通りである。各 に対して は 通りなので、有利な は通りである。よって確率は である。
(2)
, とおく。差が となる組は 通りだから、 となる4個の目の出方は通りである。 と は、AとBの目をすべて交換する対応により同数である。したがって(3)
のもとではであり、(1)と同じ35通りである。一方、条件事象は(2)の575通りだから
総評
4回のさいころ投げを分布と対称性で整理する問題。目安時間は12〜15分。標準解法は和の分布、別解は差の分布を用いた。(2)で等号の146通りを除いて半分にする際は、大小の場合がA・Bの交換で一対一に対応することを明記する。(3)は条件付き確率の分子35通りと分母575通りを、同じ全事象 上の個数として比較する。