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北海道大学 2025年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

以下の問いに答えよ。

(1) π6≤θ≤π2における関数f(θ)=−cos⁡θ2sin⁡θ+cos⁡θの最大値,最小値,および最小値をとるθを求めよ。

(2) 座標平面上の点P(0,a)と点Q(b,0)が,a≥12,b≥0,
かつ線分PQの長さが1であるという条件を満たしながら動くとき,
線分PQと直線y=12との共有点のx座標が動く範囲を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10

三角関数、微分、図形と方程式 微分による最大最小、置換、範囲評価

方針

(1) の関数は,(2)で現れる共有点のx座標を表している。
先に三角関数の最大・最小を求め,線分の条件を同じ角度で表す。
単位円上の点を三角関数で表す
(1)はf′(θ)=1/(2sin⁡2θ)−sin⁡θの符号を調べる。
(2)はa2+b2=1とa≥1/2,b≥0から,
a=sin⁡θ,b=cos⁡θ(π/6≤θ≤π/2)と表す。

(1) では,cos⁡θ≥0かつ1−1/(2sin⁡θ)≥0なので,
f(θ)は非負である。両端で0となるため,最小値はすぐに分かる。
最大値は微分で調べる。sin⁡θが単調に増加する区間なので,
1−2sin⁡3θの符号は一度だけ正から負へ変わる。

(2) の共有点は,PからQへ向かう線分をy=1/2の高さまで下りた点である。
a>0だから,x=b(1−1/(2a))と計算できる。
b=0の垂直な線分でもこの式は成り立つ。
線分の端点と共有するa=1/2の場合も除かない。

解答

(1) f(θ)=cos⁡θ(1−1/(2sin⁡θ))は与えられた区間で非負であり,
f(π/6)=f(π/2)=0である。よって最小値 0,θ=π6, π2.またf′(θ)=12sin⁡2θ−sin⁡θ=1−2sin⁡3θ2sin⁡2θ.sin⁡θ=2−1/3となる点で,f′は正から負へ変わる。
したがって最大値は1−2−2/3(1−2−2/3)=(1−2−2/3)3/2.(2) a2+b2=1,a≥1/2,b≥0よりa=sin⁡θ,b=cos⁡θ,π6≤θ≤π2と表せる。共有点のx座標をXとすると,線分の内分からX=b(1−12a)=cos⁡θ(1−12sin⁡θ).逆に,この区間の任意のθから条件を満たすP,Qが得られる。
この式は連続であり,(1)の両端の値と最大値の間をすべてとるので,範囲は0≤X≤(1−2−2/3)3/2.

別解

別解・背景

方針

高さをそのまま変数にして微分する方法。

解答

(2) ではb=1−a2(1/2≤a≤1)だからX(a)=1−a2(1−12a).1/2<a<1で微分するとX′(a)=1−2a32a21−a2.したがってa=2−1/3で最大となる。両端の値は0なので,主解と同じ範囲を得る。

三角関数の置換は単位円の条件を簡単にする。
高さをそのまま変数にする別解では平方根が現れるが,微分の符号は同じ三次式で決まる。

総評

線分の長さが1という条件は、二つの座標が単位円上にあることを意味する。三角関数で表すと(1)の最大・最小をそのまま使える。値域の各値が実際に取れることまで確かめる。

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出典: 北海道大学 2025年度 後期日程 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。