方針
さいころの各目について と の成否を表にする。三角関数の不等式は単位円上の単調性と を用いる。条件付き確率では となる4通りに絞り、 を各場合で判定する。
解答
(問1)
に対する は順にである。したがって となるのは の4通りであるから、求める確率はである。
(問2)
であり、この範囲で は増加するからである。またであり、 よりである。
(問3)
(問1)より、 のもとで起こり得る はの4通りであり、いずれも同じ確率で起こる。それぞれの はである。ここでである。したがって となるのは と の2通りであり、求める条件付き確率はである。
別解
解法2
方針
三角関数の値を小数化せず、 に対する三倍角と二倍角の関係から を導く。条件 の4事象は厳密な平方比較で を判定する。
解答
(問1)
各目に対する と条件の成否を整理するとである。したがって確率は である。
(問2)
と、この区間での正弦の増加性から次に 、 とおく。 だからよって より なので であり、(問3)
条件 のもとでの はの4通りで、条件付きでは同確率である。それぞれの はここで 、、 は両辺を2乗して確かめられる。したがってよって条件を満たすのは の2通りで、求める条件付き確率はである。
総評
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。条件付き確率の母集団を の4通りに絞ることが中心である。三角関数は問2の評価を問3にそのまま流用できるよう、大小比較の根拠を残した。とくに の公式を無断で使わず、三倍角・二倍角から導く別解まで確認しておくと答案の自立性が高い。